尼崎オニバリーデイズ

尼崎出身の大学生がチマチマと綴る日記。onigiribakudang.hatenadiary.comが本家ってことになってるけど現在は更新停止状態。

Cの者

2012年のカープの話をさせてくれ。

 

当時は忌まわしき統一球時代だったので無論投高打低だった訳で。その中で現れた堂林という若者はロマンの塊でカープファンの希望の星であった。メッセンジャーから打ったプロ初ホームランは今でも鮮明に思い出せる。だが守備の酷さと物凄いペースで積み上げられていく三振の山は叩きの対象でもあった。まあ何が1番酷かったかといえばシーズン終了後にマツダスタジアムで開かれた堂林の三振展だろう。あれはねえよ。ゴミ。やって良いことと悪いことがある。

投手では言うまでもなくマエケンが頼もしかった。更にはルーキーの野村祐輔。完成度の高さ故にルーキーにも関わらず見てて安心感があり、それはそれはポジリまくった。防御率1点台を維持したままシーズンを終えたが2桁は勝てず・・・(9勝11敗)。あとは大竹、バリントンというお馴染みの面子に、残りの枠を篠田・齋藤・福井あたりで争ってた気がする。3人とも大体5回3〜4失点ぐらいのザ・谷間投手みたいな内容だった。いやでも俺は福井には期待してたんだよ、本当に・・・。マエケン、野村、大竹、バリントンは翌年は4人とも10勝以上して2桁カルテットとか言われてたっけか。

 

それから今村の覚醒(確変)も忘れられない。打たれてベンチで泣いた日を境に人が変わったように凄まじい投球を見せ始めた。暫く無失点が続いたが、久々に失点した日は確か解説の達川が「ほら、全然打者がタイミング合ってない。あのねのね、これは打たれませんよ。」とか言ってたから嫌な予感がして案の定打たれた記憶。

 

抑えは最終的にはミコライオに落ち着いたんだっけ?開幕はクローザーサファテ、セットアッパーミコライオだったのを、ある日ノムケンが「ちょっとミコにクローザーやらせてみよ」みたいな軽いノリで(サファテ本人に言わずに)ミコを抑えで起用したら、サファテが怒っちゃった事件があった。実際あの年のサファテは不安定だったからオフにリリースされちゃいました。その後の活躍っぷりはご存知の通り。

 

打線はいつも通りゴミだった、多分。正直あんまり覚えてない。でも1つ覚えてるのは1番天谷、4番岩本の時期。幻のホームラン4連発と全力プレーで楽しませてくれた皆大好きニック・スタノビアや栗原が離脱してどうすんねんこれってなった時にこの2人が奮闘した。天谷って毎年一瞬だけ輝くんだよなあ。因みに菊池もこの年がルーキーイヤー。こちらもセンスを感じさせるプレーでカープファンの目を輝かせた。カープファンに最も愛された助っ人外国人エルドレッドが入団したのもこの年のシーズン途中。最初こそ「ええの獲ったわ!」となったが、徐々に湿っていくバットにハズレ外国人である疑いが深まる。オフに切られてもおかしくはなかったが、ノムケンの希望でもう1年残すことに。うーむ、英断が過ぎる。

試合を見ていてファンが最も盛り上がる瞬間は代打前田智徳。基本的に対右投手専用の代打とはいえ驚異的な代打成功率を誇った。もう本当に技術だけで打っているという感じでそれはそれでめちゃくちゃ格好良かったんだよな。やっぱ前田よ。

 

 

疲れたからもういいや。満足した。堂林の逆転満塁ホームラン見たら書きたくなっちゃったんだよね。俺が1番熱入れてカープを応援してたのは2012~2014だからこの3年間の話はいくらしても足りないぐらい。2013年が1番楽しかったなあ。